消耗品のコスト解説 サーマルラベル編
消耗品のコスト解説「サーマルラベル編」
ラベルコストを見直すための診断ポイント
低価格なラベルの仕様
<表面層>
一般サーマル紙
<粘着層>
一般強粘着
一般サーマル紙 + 一般強粘着
= 最安値
コストに関わる仕様
「一般サーマル紙+強粘着」は、標準的でコストを抑えやすい仕様です。
一方で、ラベルサイズの拡大、特殊素材の使用、裏面ブラックマーク印刷などの追加仕様は、ラベル単価が上がる要因となります。
一方で、ラベルサイズの拡大、特殊素材の使用、裏面ブラックマーク印刷などの追加仕様は、ラベル単価が上がる要因となります。
コスト要因1:ラベルサイズが大きくなるほど単価は上がります
※掲載している価格は、2026年05月時点のKTSラベルストアで販売している白無地サーマルラベルを基準に比較しています。

1巻の枚数: 2,200枚
総枚数 [20巻]: 44,000枚
総価格: ¥23,100(税込)
1枚当たり単価: 約0.53円(税込)

1巻の枚数: 1,100枚
総枚数 [20巻]: 22,000枚
総価格: ¥24,860(税込)
1枚当たり単価: 約1.13円(税込)
同じ標準的な仕様(一般紙+強粘着)でも、ラベルサイズが大きくなるほど単価が割高になります。
コスト要因2:コスト増加の要因となるラベル3層仕様
①(表面層): ラベル材質
用途に応じた特殊な材質(耐水・透明・光沢など)の選択によるコスト増。
②(粘着層): 糊の種類
剥がしやすさ等の機能性付加によるコスト増。
③(台紙層): 裏面アイマーク
アイマーク(ブラックマーク)の事前印刷工程によるコスト増。
コスト要因2-1:用途に応じた材質の選択

材質: ユポサーマル
特性: 水に強い合成紙
用途例: 冷蔵・冷凍食品、水濡れが想定される環境。

材質: クリアサーマル
特性: 透明なPET紙
用途例: 商品の中身を極力隠さないように食品(惣菜など)のパッケージ等に活用。

材質: スターサーマル
特性: 光沢のある紙
用途例: 高級感の演出が必要な商品ラベルや、視認性を高めたい警告ラベル。
一般サーマル紙からこれらの特殊な材質に変更することで、1枚あたりの単価は上昇します。
コスト要因2-2:糊の種類
ラベルを貼る対象物の素材や使用環境(運用方法)に応じて、適切な粘着を選定する必要があります。

強粘着
標準的な粘着となり、一度貼ったら剥がれにくい糊。

増粘タイプ
強粘着よりも剥がれにくい糊。冷凍商品等で活用。

弱粘着
ラベルを貼った後、剥がしやすい粘着。一時的な使用や製品本体への直貼り等で活用。

再剥離糊
剥がしやすく、繰り返し使う用途に最適。
糊の種類によってラベルコストは変動します。
コスト要因2-3:アイマーク(ブラックマーク)の事前印刷
ラベルプリンタでプレカットラベルを使用する場合、一般的には2種類のセンサー方式でラベル位置を検知します。

透過センサー(ギャップ検知)
ラベル間の隙間を光が通り抜けて検知。アイマークの印刷工程が不要なため、比較的安価。

反射センサー(アイマーク検知)
台紙裏面に黒いアイマーク(ブラックマーク)の事前印刷が必須となる。丸形ラベル、タグ紙、その他透過センサーで検知しにくい特殊な仕様のラベルで使用します。加工コストが発生するため割高。
アイマーク検知は、ラベル製作時に台紙裏面への印刷工程が追加されるため、ラベルコストが高くなる要因となります。現在は、多くのラベルプリンタで「透過センサー」による位置検知に対応しており、問題なく運用できるケースが一般的です。
ご使用中のプリンタのセンサー方式を見直すことで、ラベルコストを削減できる場合があります。
ご使用中のプリンタのセンサー方式を見直すことで、ラベルコストを削減できる場合があります。
ラベル発注前に知っておきたいポイント

ラベルは、素材や糊の種類、製作数量によって単価が変動します。
一般的に、作成する数量が多いほど1枚あたりの単価は安くなります。
ただし、サーマルラベルの保存期間は、冷暗所保管で約半年が目安です。
長期間保管すると、ラベル表面の化学物質が劣化・変色し、正常に印字できなくなる可能性があります。
単価を下げるために必要以上の数量を発注すると、廃棄ロスが発生するリスクが高くなります。





